株式会社セガ -【SEGA CORPORATION】

SENIOR EMPLOYEE

先輩社員インタビュー

デザイナー コンシューマ
テクニカルアーティスト
タン

【インタビュー動画】

自動化ツール作成でデザイン作業を一気に効率化

私は、テクニカルアーティスト(以下、TA)として、新規コンシューマタイトルの開発に携わっています。TAとは、プログラマとデザイナーの間に入って、作業の効率化をサポートする仕事。例えば、背景として街を作成する時に、建物を1つずつ作ろうとすると手間と時間がかかります。この作業の一部を簡略化するツールを作成し、デザイナーの負担を減らすことが、TAとしての私の仕事です。具体的には、Houdini(フーディニ)という3DCGソフトのプロシージャル機能を使い、一部の作業手続きを自動化していくプログラムを組んでいます。

TAが関わる範囲は広く、ほかにも、デザイン表現の提案や膨大なデザインデータの軽量化など、プログラマとデザイナーの橋渡し役として活躍が期待されています。必ずしもプログラミングとデザインの両方に精通していなければいけない訳ではなく、セガではそれぞれに特化した方がいるイメージです。
私は、マレーシアの高校を卒業すると同時に来日し、CGの専門学校を経て日本で就職しました。セガの前に勤めていた会社では、主にCGアニメーションを作成しており、その中で作業効率を上げるためにHoudiniやプログラミングを独学で取り入れていました。その経験を活かして、今はセガでTAとして働いています。

スペシャリストが揃った刺激的な環境でさらに技術を磨く

私のTAとしての仕事は、デザイナーの困りごとを解決することがメインとなります。そのため、お互いの認識にズレがないよう、丁寧にヒアリングすることを心がけています。よくフィードバックでいただくのは、「デザイナー目線でのツールの使いやすさ」ですね。実際にデザイナーの方々に使っていただくツールになりますので、アート面での作業性を意識して、少しでも作業ストレスが軽減できるように気をつけています。「すごくいいツールだね」と言っていただけることもありますが、求められるクオリティは高いので、さらに技術に磨きをかけていきたいと考えています。

TAセクションには、さまざまな経験や知識を持っている先輩方がたくさんいます。高度なプログラミング技術を持つ方や、アート技術の素晴らしい方など、それぞれ得意分野が多岐に渡っていて、とても刺激的な環境です。また、会社全体でもプロジェクト内でも、常に新しいチャレンジを用意してくれているので、毎日が挑戦の連続。大変な部分もありますが、クリエイターとしてやりがいを感じますね。

幅広くデザインに関わることができるスペシャリストに

Houdiniは以前から使ってはいたものの、フル活用し始めたのはセガに入社してからです。わからない部分があれば、その都度自分で勉強しながら知識と技術を身につけてきました。セガは目指すレベルが高いので、入社前と比較すると、成長スピードはとても早いと思います。
また、セガでは部署によって勉強会が開催されているなど、学びの機会がたくさんあります。TAセクションの勉強会では、それぞれのTAが各プロジェクトで実際に使った技術を共有しています。「こういうアプローチもあるんだ!」と毎回勉強になりますね。実際の業務内で活用していることを共有するので、自身の仕事に直結する技術を学べてありがたいです。

将来的には、同じTAの仕事の中で違うジャンルにも挑戦できたらと思っています。例えば、ゲームエンジンの描画や表現方法の開発と提案など、もっとできる作業の幅を広げてさまざまな場面で活躍できる人になりたいです。TAの場合は広くデザイン全般に関わっていくので、幅広く興味を持てる人の方が楽しいと思います。TAはニーズの高さに比べてまだまだ少ないのが現状。たくさんの方にセガに来ていただき、一緒に学びながら技術を高めていけたら嬉しいです。

SCHEDULE

9:00 始業。メールのチェックと開発データの更新を行います。

9:30 デザインツールの作成。Houdiniを使って作業を進めていきます。

11:00 背景チームのMTG。作業の進捗を報告して、今後の予定事項が共有されます。

12:00 お昼休み。

13:00 デザインツールの作成。

18:00 本日の作業内容を日報にまとめてチームに共有します。

19:00 終業。